こちらは簡易版の説明項です。詳しいことは書いていませんが、必要最低限の設定を解説しています。画像等も省いています。
この世界は現代社会に似ているが、「霊能力」や「霊」が一般常識として認知されています。
霊による事件も警察や探偵のように「霊能力者」に普通に相談され、海外にも「エクソシスト」や「シスター」もいて、時折日本に来たりもします。
そのため陣営毎の制限に掛からなければ、和・洋・中華名。自由に決めていただいて大丈夫です。
現代社会。またはそこに住む人のこと。
霊の事件は「霊障」や「霊害」と呼ばれ警察経由や、被害者や目撃者により「霊能力者」に報告が届くことで霊能力者が現場へと向かい霊障を解決する。
「霊能力者」や「霊」の存在が一般的で霊の危険性が高ければ警報や地域閉鎖も起こる。また、霊能力者に霊障対応の仕事が多いため管理職は省庁が作られておりそちらに任されている。
【目次】
全ての人間に宿っているが、発現するのが希な力。
本来は死後に増幅する霊気が生まれた頃から多い者。後天的に増幅したことによって使える能力。
生者の霊気は「陽の気」と呼ばれ、霊の霊気は「陰の気」と質が違うため「呪い」と名称が変わる。
生きている人間が「呪い」を使うことが出来る場合もあるが、霊は「霊能力」を絶対に使うことはできないため、霊能力は生者の特権とも言える。
呪いは霊能力と比較して同じ消費霊力量でも高い威力を持つため、好む者もいるが霊能力の方が霊に対して特攻であるため使用頻度は霊能力の方が多い。端的に言えば消費MPは同じだが、タイプ相性が霊能力ならば「こうかばつぐん!」。呪いだと「こうかいまひとつ…」。威力が呪いの方が高くても霊能力の方がダメージは大きいということになる。
また、霊能力は必ず霊を視認。または探知できる程度以上の霊感がある人間の力を指すため、多少霊がいる気がするのがわかる。たまに黒いもやみたいのが見える程度では霊能力とは認められない。
霊能力者に対して後述の霊媒省によって決められる段位。
「陽極」「甲」「丙」「戊」「庚」「壬」の六段階があり、最高位で上限がない「陽極」以外は同格段位の霊と比較した場合、若干下回るか互角程度の実力となる。
評価基準は霊能力の強さと実績によって評価されるため、実績が無いと段位は実力以上に低い場合もある。
段位 | 詳細 |
陽極 | 霊能力者で特に強い霊能力と実績を残した者の段位。強さの上限は無いと言って良い。 世界に数十人しかいないというほどで格下霊であれば、まず除霊に苦戦することは無いとされるため賢い霊は見ただけで逃げ出す。 |
甲 | 世界的にも周知されるほどの霊能力者。一般的には既に英雄的な扱いを受ける程に強く、ほとんどの霊が太刀打ちできない。 |
丙 | 国内では知らない人がいない程の霊能力者。余程の相手じゃない限りはどの霊に対しても対応可能。時間稼ぎであれば最高段位の霊も相手取れる。 |
戊 | 国内でも有名な霊能力者。霊障の危険性が不明な場合、まず呼ばれる段位で危険度の基準にもなる段位。 どんな霊が相手でも最低限逃げることができる程度には自己防衛も可能。 |
庚 | 実質霊能力者としての入口とされる段位。ようやくプロの霊能力者とも認められる。この段位であると名家所属でも一人で仕事ができる。 しかし実力としてはまだ未熟なため、格上は絶対に相手取ってはいけないと言われる。 |
壬 | まだ能力者としては探知や視認が限界の者。多少戦えるものもいるが実践としては心もとない。 そのため仕事として霊と戦う場合は、名家であれば同行者が付けられる。 |
日本の霊能力者の名家であり最高機関。本家である「鎮宮家」と「歳城」「螢惑」「明王寺」「辰塚」「甕陰」の五つの分家。計六家によって構成されている。
本部は「東京」。地方拠点としてそれぞれ上記左から「京都」「栃木」「長崎」「大阪」「青森」「長野」に拠点を置いている。
大きな霊障や霊が現れれば、相談を受けた警察が下記の霊媒省という機関に報告し、そこから六行家系へと報告・指示が流される。
世界的にも有名であり情報網も豊かであるため、霊媒省の報告前に気づいて動くこともしばしば。報告が渡った時はそれだけ短期間で民事解決ができない程の霊障が起きているという証拠となる。
被害や目撃した人間が相談した警察。もしくは解決できなかったフリーの霊能力者が霊障の報告を行う場所。
電話等で連絡を受ければ、その霊障の被害規模や状況に応じて格霊能力者団体へと連絡をする。大体は軽ければ近場の有名な霊能力者へ。大きければ六行名家へと報告が流される。
また、それでも解決が難しいと考えられた際は霊媒省内で管理されている名簿から「陽極」に当たる霊能力者へと直接連絡をかける場合もあるがこの場合は最低でも都道府県規模以上の霊障が起きている。
主の主要キャラ「鎮宮 心華」が経営している探偵事務所。
普通の事件も受け付けているが、多くは霊障によって起きた事件を専門にしている。
本家の「依頼されれば必ず除霊する」という方向性と対立。「なるべく霊にも納得がいくように穏便に成仏させる」事を目的として依頼をこなす。
評判は良く、なかなかに名前が売れている。中には六行名家の人よりもこちらに相談したほうが良いという人もいる程にファンもいる。其の甲斐あって毎日何かしらの依頼が舞い込んでくるほど。
ただし唯一欠点として、経営者自身がまだ学生であることもあってか学校時間は不在になる。そのため営業時間が平日が17時~22時まで。休みであれば7時~22時までという変則的な時間。対策として現在は玄関に相談箱が設置されており、そこに依頼内容さえ書けば営業時間に優先して電話より相談を受け対応するようにしている。
死後の世界を指す言葉。またはそこに本来行くべき霊を表す言葉。
幽体離脱や臨死体験のできる霊能力者なら三途の川あたりまでなら行くことができる。
一部優秀な霊能力者は地獄や天国からスカウトされるという噂もあるが、地獄や天国には昔生者が迷い込む問題により現在では生者の場合行くことができなくなっている。
霊能力者でも理由なく死後の世界に行くべきではないと暗黙の了解であるため、最近は行ったことある人もあまりいない。
三途の川から希に現世に戻る霊もおり、その場合はほぼ確実に悪霊かつ戻る事ができるほどの実力がある危険な霊であり常世を知っている霊は危険な霊だと教えられる。
【目次】
本来ならば常世に逝く死後の生命。現世には留まっていてはいけない存在。我々の住む世界より本世界では幽霊は現し世に留まり易い。
危険のない「善霊」。危険な「悪霊」と分けられ、「善霊」は霊能力者の中でも祓う優先度は低い。中には善霊と協力関係を結んで悪霊と戦う糧にしている霊能力者もいる。
「悪霊」は当然最優先で祓う様にと優先度が高く余程弱くなければ「辛」以上の段位を持つ霊がほとんど。
「悪霊」は基本全ての生者に対して敵対的。特定の相手を恨んでいる悪霊であっても悪霊になると、あらゆる生命がその恨みの対象と同じように見えてしまうことが多い。詳しくは霊格段位参照。
何かをきっかけに「善霊」から「悪霊」。「悪霊」から「善霊」へ転化することがある。「悪霊」への転化は起き易いが、「善霊」への転化は滅多に起きない。大抵「善霊」への転化をするときはそのまま成仏する霊が多いというのも理由の一つ。
人間に憑依している霊もおり、詳細は「憑依霊」を参照。
人間に憑依した霊。「依霊(よりたま)」とも呼ばれる。
必ずしも憑依霊は悪霊とは限らず、善霊の憑依霊も存在。だがほとんどは悪霊の場合が多い。
抵抗意志のある人間への憑依は難しく、悪霊の場合は大抵「辛」以上は確実。「己」以上である可能性が非常に高い。
希に「何かの事故により憑依して戻れない」「意識を共存しているため気にしていない」「協力関係にあるためわざと憑依させている」等の理由で善霊が憑依している場合もある。また、憑依している際は転化しづらいという利点もある。
善霊の場合は段位関係なく同意か事故による憑依霊のため、「癸」の憑依霊である可能性もある。また、霊を憑依させ協力することで霊能力を高めている霊能力者もいる。
主に霊が使用する霊能力の総称。霊の霊気は「陰の気」と呼ばれ、生者が基本持っている「陽の気」とは別の性質の霊気であるため別称となっている。
熟練者であれば「生者」と「霊」の冷気を見分けることができ、実力者であれば「善霊」と「悪霊」の霊気も見分けることが可能。
呪物もその名のとおり、霊の霊気を含んだ道具となる。
呪いの特徴として個を限定することができない。条件付きで対象を絞ることはできるが、条件に当てはまってしまえば霊側が望まなくとも条件下の対象を巻き込むことになる。また、条件なしよりも条件付きの呪いの方が威力は上がるため、悪霊は条件付きの呪いを使うことが多く恨みの対象が当てはまる条件であることが多い。さらに呪いは条件付きや上段位の霊の呪いであればどの様な霊能力者でも解呪ができない。術者である霊や霊能力者を除霊・殺害するか、術者本人に呪いを解かせるしかない。
例外として呪いは「生者」が使うこともできる。霊能力者よりも使える者は少ないが霊の使う呪いと同じように使うことができ、単純な威力で言えば消費霊力が同等でも呪いの方が威力が高いという利点がある。
しかし、呪いは霊に対しては効果は霊能力よりも薄い。使用時に気質を切り替える必要があるため多少隙が生まれる。そもそも霊能力の「陽の気質」は呪いの「陰の気質」に特攻で防御にも適している。そのため霊能力者が必要とする場面は限られる。一方で生者や憑依霊には効果があるため、霊側のカルト教団や普通の犯罪者。憑依霊を追い出す際に使われることは多い。
霊力や影響度を基準として決められる霊の段位。
霊能力者の段位と比較し、同格であっても霊の方がやや強い霊で格付けするように決められている。
段位は「陰極」「乙」「丁」「己」「辛」「癸」の六段階。「乙」までは前述通り霊能力者より同格であっても強いと考えたほうが良い。
影響力等の段位毎の基準は下記の霊格段位一覧を参照。
段位 | 詳細 |
陰極 | 霊の中でも特に強い霊力と影響力を持つ最優先除霊対象。善霊ならば英雄級。 国一つを滅ぼしかねる程で、海外でも騒ぎになる。神に勝るとも劣らない力を持つ。 |
乙 | 国内で大きな脅威となる段位。対象の都道府県及び周辺地域に避難勧告、地域閉鎖が行われる。善霊であれば、余程の偉業を成したものか相当の霊能力者のみがなるとされる。 軍事国家の軍事力でも対処ができない、物理的対処可能の限界。 |
丁 | 国内でニュースになるほど騒がれる段位。対象の市町村が地域封鎖され、周辺地域も避難勧告が出される。霊能力者が悪霊人あった場合はこの段位が多い。 善霊の場合は一般人の限界であり、生前にかなり有名だった者や有名な霊能力者の霊がこの段位になる。 自衛隊や軍事機関によってようやく避難や地域封鎖の対応が可能になる。 |
己 | 霊媒省に即連絡を入れることが常識となっているほど危険。地域内でニュースとなり、現場周辺は封鎖・避難勧告が出る。 善霊であれば多少有名になる程の才能を持っていた者。霊能力者はこの段位以上になる事が確実。 悪霊の憑依霊であればまずこの段位以上であることが多い。希に一つ下の「辛」の憑依霊もいるが、大抵がこの「己」以上の悪霊が憑依している。 地域閉鎖が行われる最低段位であり、警察が警戒線を敷くほどの対応が行われる。対応可能な霊能力者に即座に連絡が出され、六行家系に最も連絡が一番届くのはこの段位の霊になる。 |
辛 | 善霊であれば悪霊と戦うことは難しくても自己防衛程度ならできるほどの実力を持ち、警察や霊能力者に相談をされることが一番多い段位。実害がある程の悪霊であり、健康的に休んでしまうほどの状態になったり怪我をしやすくなる。場合によっては時間をかけて呪い殺されることもあるため、気づいたら早急に相談する位の非常に強い怨念のある霊。だが緊急性は少なく、現場に行かないと被害に遭わない程度であるため現場の封鎖や避難勧告は行われない。 善霊であれば自己防衛はできるほどの実力はあり、強い心残りがある人は死後この段位の霊になる。 六行家系等の大きな団体であれば報告前に気づき、独自調査や新人の教育のために除霊することがある。 |
癸 | 危険性が一番無い霊であり直様対応せずとも問題がない。霊障もラップ音のみや多少の寒気。肩がちょっと重い程度の弱い霊であり、健康的にも精神的にも害がない。 善霊の多くはこの霊であり、よく見かけられるただ彷徨ってるだけの霊はこれに当たる。 警察に相談しても近いうちにお近くの霊能力者の場所へと霊能力者の仕事場を病院感覚で紹介される程度。 また、呪いを継続させたり霊障を起こすのもやっとの霊であるため大抵の呪いや霊障は霊自身が弱まって自然と解呪される事がある。だが、稀に実はもう少し強い霊だが大人しく被害を出さず、余りにも被害報告がない事が理由でこの段位になっている霊もいるため、一概に危険ではないとは言い切れない。 |
現在、日本にて一番問題視されている悪霊による同盟。組織構成や目的が未だに不明であり伝説級の悪霊を蘇らせる。英霊級の悪霊を封じている場所を壊し吸収する。霊を集めて新たな強力な霊を生み出す等色々な可能性が考えられている。
幾度が組織の一員と思われる霊も捕縛したことはあるが、呪いによるもので恐らく「組織の情報を一部でも開示しようとした場合」を条件下に消滅するようになっているため情報すら、今でも不明確なまま。
恐らく纏めている主犯格や幹部格は「陰極」段位の例の可能性が高く、捕縛した中に憑依霊もいたため主犯格や幹部格には憑依している者もいるだろうと予想されている。
余りにも危険であるため国内だけでなく、海外でも危険視されている。
霊に対して強い信仰心を持つ世界的に展開するカルト教団。
開祖の四人がそれぞれ別々の国の出身だったこともあって、人種は様々でありあらゆる国の崇拝者が存在しており中には霊能力を持った崇拝者もいる。
開祖時代の教えを守っている派閥は「老衰までに魂を清いものとし英霊のような魂を目指す」事を目的としているが、最近は過激派も増え「業を背負った悪霊こそが世界を変え、人々を救う存在」と考える派閥も増えている。
そのため開祖時代の派閥は善霊を目指し、関わる霊も善霊ばかりで問題はないが悪霊崇拝の派閥は悪霊と関わりがあり、件の亡人同盟とも関わりがあるのではと六行家系でも危険視されている。
また、六行家系の門下生の中にこの教団の悪霊派閥によるスパイもいた事もありかなりの過激派。悪霊崇拝の派閥と判明した場合は開祖時代の教団からも捕まえてくれとも言われており、霊以外で霊能力者が捕縛すること命じられている数少ない対象。